織田 淳太郎

織田 淳太郎

おだ じゅんたろう

ノンフィクション作家

講演内容

コーチ論

無能な指導者、間違ったトレーニング理論によって、どれほどの煌めく才能がつぶされ、スポーツ界から去っていったことか。「ウサギ跳び」「丸刈り」「ダラダラ長時間続く練習」「シゴキ」「三年天皇、一年奴隷」「自分の成功体験の押しつけ」「恣意的な選手起用」「ただヒステリックにわめきちらすコーチ」「不勉強」―日本のスポーツを語る言葉は、あまりに貧しく、絶望的である。いや、見方を変えれば、これはスポーツ界だけでなく、日本の一般社会にも共通することかもしれない。本書は、現在のスポーツ界に風穴を開けようと日々奮闘する監督やコーチ、トレーナーへ取材を重ね、その最先端の理論を紹介するものである。

経歴

1957 年生まれ。北海道室蘭市出身のノンフィクション作家。
早稲田大学在学中は体育局ボクシング部で、バンタム級を主戦場にして活躍。
早大卒業後は雑誌の記者等を経験した後、独立。 スポーツノンフィクションの他、小説等幅広い執筆活動を行っている。
うつ病を患った事があり、それに関連した著書も刊行している。

著書 ※抜粋

「拳闘王 辰吉丈一郎」(1991年 学習研究社)(石塚 紀久雄 名義)
「大場政夫の生涯」(1992年 東京書籍)(石塚 紀久雄 名義)
「狂気の右ストレート―大場政夫の孤独と栄光」(1996年 中公文庫)
「ありがとう―尾崎豊 ラストメッセージ」(1996年 風媒社)
「首都高に散った世界チャンプ 大場政夫」(1999年 小学館文庫)
「巨人軍に葬られた男たち」(2000年 新潮文庫)
「論争・長嶋茂雄」(2001年 中公新書クラレ、中公新書クラレ編集部との共著)
「トレーナー」(2001年 小説・中央公論新社)
「20 世紀完全版長嶋茂雄大辞典」(2001年 新潮OH! 文庫)
「もう一度あるきたい―競歩界のシンデレラガール板倉美紀奇跡の復活」(2002年)
「コーチ論」(2002年 光文社新書)
「捕手論」(2002年 光文社新書)
「ニッポン野球珍事件珍記録大全」(2003年 東京書籍)
「Sports Graphic Number ベスト・セレクション Ⅲ」(2003年 文藝春秋)
「審判は見た!」(2003年 新潮新書)
「ナンバ走り」(2003年 光文社新書、矢野龍彦、金田伸夫との共著)
「ナンバのコーチング論 次元の違う「速さ」を獲得する」(2004年 光文社新書)
「医者にうつは治せない」(2005年 光文社新書)
「そしてウツは消えた!」(2007年 宝島社新書、米倉一哉監修)
「メンタル・コーチング―流れを変え、奇跡を生む方法」(2007年 光文社新書)
「巨人軍に葬られた男たち」(2008年 宝島SUGOI 文庫)
「ラストゴングは打ち鳴らされた」( 2009年 ランダムハウス講談社文庫)
「ある精神科医の試み―精神疾患と542 試合のソフトボール」(2009年 中央公論新社)
「ルポ 現代のスピリチュアリズム」( 2010年 宝島社新書)
「精神医療に葬られた人びと 潜入ルポ 社会的入院」( 2011年 光文社新書)
「精神病棟40年」(2012年 宝島社、時東一郎 著の解説・構成)
「夢の先にあった栄光と挫折 プロ野球「異業種」から来た男たち」(2012年 宝島社)
「なぜ日本は、精神科病院の数が世界一なのか」(2012年 宝島社新書)
「プロ野球 愛された男たちの墓碑銘」(2013年 宝島SUGOI 文庫)
「死が贈りものになるとき」(中央公論新社)が2018年11月20日発売

宣材

織田 淳太郎プロフィール(PDF)
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